日和山
以前に津波痕跡を見に蒲生公園に出かけた。その時、ガイドブック(るるぶ仙台・松島)をチェックせずに行った野で、そこに掲載されていた日本一の山、日和山を訪れ損なった。ので、梅雨の前にマニュアルミッションの愛車で再訪。このあたりは、仙台のサーフィンスポットらしい。以前に出かけたときは携帯電話しか持っておらず、サーファーの勇姿も写せなかったので、今回は望遠レンズを付けた一眼レフを持っていった。
日和山の登山口から望む。地理院の地図に地名が掲載された山としては日本最低。以前は6.5mとして掲載されていたが、その後大阪で日本一の座を狙うべく天保山(4.5m)を地理院の図に掲載する運動があり、日本一の座を奪われた。2011年に大津波が襲い日和山は津波で削剥され標高が低くなった。このため再び全国一の座を奪還。そもそも天保山は堀を造った残土なんだから、それを地名登録するなんてアンフェアのような気がする。
何でも日本一になりたいのか、以前赴任していた和歌山では「はんだい海峡」なるものを、世界一狭い海峡としてギネスに登録しようという運動があった。結局は相手にしてもらえなかったけど。和歌山には日本一短い川「ぶつぶつ川」もあった。こちらは法令に基づき告示されたもの。チンケさで一番を狙うなんて、なんと志の低いこと。
山頂ったって周囲の堤防と同じ高さ。当たり前です。津波が通過して真っ平らに削られたのだから。ケルンでごまかしてはいるけど、山の痕跡など全くない。
元祖!
日和山の近くにあった神社。鳥居は再建されているけど、その他は津波の痕跡がいっぱい
残された基礎の中に仮設の社が置かれている
残土の丘は高さ10m以上あって多数点在している。古いとは言え建設残土である天保山を地図に掲載するならば、これらだって。点在するコンクリートの基礎は津波の痕跡。
サーフィンは若者のスポーツ。ではない。老若男女がサーフィンを楽しんでいる。小学生位から熟年の方まで。輝く頭で颯爽とサーフィン!
この女性は30歳位か?一人で来てストレッチした後に海に入っていった。
颯爽と波に乗ってます。
帽子をかぶってる人が少なくない。波をかぶると外れてしまいそうに思えるんだけど。女性に限らず男性もかぶっていた。ハゲた頭そのままでサーフィンしている人もいたけど。帽子をかぶるのが今のトレンドか?
男だって帽子がトレンド
よくこれで波に持って行かれないもんだ。
苫小牧発のフェリー。その向こう岸が私のジョギングコースの湊浜
追記
仙台市民のサーフスポットが台風10号のために閉鎖。写真のように満潮時でも奥行き80mはあろうかという広い砂浜はほとんど削られてしまった。ここでは秋に国際大会も予定されていたが中止。仕事の途中にこの浜の入り口の前を通りかかったのだが、立入禁止で全く近づけないことが判った。ので、新聞記事を転載。