山寺・作並温泉

三連休に家に籠もっていては精神衛生上良くない。ので、ルールどおり管外許可をとって山形県に足を伸ばした。山形は私にとっては未踏の地。秋田県は中学の修学旅行の時に十和田湖半から数十mだけ足を踏み入れたことがあるから、これで日本国内で未踏の地は残すは愛媛県のみ。もっとも、岩手県と佐賀県は鉄路で通過しただけなので「踏んだ」とは言えないかも知れないけど。

訂正:未踏の土地が愛媛だけというのは間違いないが、通過しただけの県として岩手県をあげたけど、こちらに来て平泉に行ってました。通過したのみの県に山口県もあった。石川県は小松空港に降りて空港バスで福井市に行っただけなので、通過に近いけど。富山は長野県大町からトロリーでトンネルくぐって黒四ダムサイトに出ただけだし。


未踏の地と言っても、仙台から電車で1時間弱。


ここから1025段の石段が始まる。標高差160mに過ぎないけど。


この上にお堂がある


ずっと石段。だが、登山と勘違いしてスタスタと20分で登ってしまった。参拝するのが目的なのに。


山門。江戸時代のものでなかなか趣があります


趣があるお堂がたくさん


お堂がたくさん続きます。正面上に見えるのは修行場所だそうで、雑念があると転落死してしまうそうな。


上からの眺望。9mmゲージの鉄道模型のジオラマみたい


紅葉には早すぎた


ススキや彼岸花が秋を感じさせます


松尾芭蕉も食べたというコンニャク。醤油で煮ただけ。100円。


松尾芭蕉の像。私、こういうのダメ。歌碑だけにしておいて欲しい。こんな像で観光客が増える訳でもないし、平成になって作ったばかりの像に、何の歴史もないし威厳も重みも無い。


凝灰角礫岩の河床。途中の石段も岩壁も同じ。火砕流堆積物が数百mも堆積している。新第三紀中新世のグリーンタフ。


山ばかり。仙台はこの山のむこう。紀伊半島と同じく山また山。


山寺は一日潰せるかと思ったが、頑張っても半日。なので、帰路に作並温泉に立ち寄り。ガイドブックで見る限り、作並温泉はメジャーに思えた。が、行ってみたら「え?なに、ここ?」


作並の駅から温泉までは3kmほどあるけど、過ごしやすい気温なので歩きました。と、言うか、歩くしかない。駅前にタクシーがいるような所ではない。旅館の送迎マイクロバスが数台いるだけで全く何もない駅。

#ズーズーしく送迎バスに乗れば良いのだろうけどね。


パンフより借用。作並温泉の岩松旅館は一番の老舗だそうで、露天風呂の写真はぜひ「行きたい!」と思わせる。作並温泉の立ち寄り湯は¥700からあるけど、ここは\1500。廣瀬川に面した露天風呂。だが、実はこの温泉、普通の風呂と露天風呂が別にあって、風呂で汗を流したあとに服を着てエレベーターに乗って行かねばならない。し、なんと混浴なのだそうで、確かに脱衣場は男女がありました。が、風呂にいたのは男ばかりだったが。風呂の前の廣瀬川にはヤマメとニジマスが泳いでました。


風呂上がりには当然、ビール&枝豆。だが、ここは老舗旅館らしく高い! \1134 也。


高くても美味しければ良いのだが、ここの枝豆は塩漬けでとても食えたもんじゃやない!山形の人は味覚音痴なのか?


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