浦戸諸島
連休に家族がこちらに来る。仙台周辺には何度か来たことがあるが、青葉山と松島くらいしか行ってなかった。せっかくだからと、地元の者に「仙台周辺での見所は?」と尋ねたのだが、「青葉山と松島くらいしかみるものありませんね」と言われ、途方にくれていた。が、地元ではない者からは「浦戸諸島には無料の渡船があって、各島をまわれる」との話を聞いた。塩釜市のHP(http://www.city.shiogama.miyagi.jp/urato/index.html)を見たらなかなか良さそう。ガイドブックなどには全く掲載されていないんですが。
浦戸諸島は松島湾に浮かぶ島々で、4つの島にあわせて800人ほどが住んでいる。小中学校もあって、小中あわせて生徒は80名ほどとのこと。
塩釜市のHPより
塩釜市営の連絡船で30分、500円。0930の便に乗るために早めに起きて出かけた。0910に乗船券売場のお兄さんは「今日は霧が出ているから、9時半の便は遅れます。10時に出る予定です」と言う。「10時に延期決定ですか?」と聞くと「霧が晴れないと10時より遅くなることはあります」と言う。そこで港内を散歩し、9時40分頃に連絡船の前にいた船員に「10時には出られますか?」と聞いたら「9時半の便は定刻に出ました。この船は11時の便です」と言う。さすが公務員の仕事ぶり。ガックリ。早起きしたのにさらに1時間半無駄に時間つぶし。HPにあったモデルコースは断念し、野々島と桂島のみ訪れることに。
浦戸諸島に至るコース。のりひびがいっぱい。
野々島の宇内浜
野々島の椿のトンネル。椿もわずかに残っていました。
浦戸諸島の内、一番人口が多い桂島(約400人)には学校が無くて、人口約200人の野々島には学校がある。人口が少ない野々島に学校があるのは、この島は地理的に中央にあるから。生徒は無料の渡船で渡ってくるので、中央の島だと渡船は1回ですむ。
これが無料の渡船。岸壁に船がいなくても携帯電話で呼び出せば10分程度でやってくる。年中無休、朝7時半から夕方16時半まで。中学生は部活動やってたら渡船に乗れなくなってしまう。昔は旗を掲げて合図したのだそうだが、今は携帯電話にかわっている。携帯電話を持たない者はどうすれば良いのかは判らないけど。
桂島二度森展望台からの眺め
桂島観月崎からの眺め。霧が残っていて視程は良くなかったけど、景色は良かったです。
桂浜は昨年仙台周辺で唯一オープンしていた海水浴場だそうな。だが、津波被害の跡がそのまま。
恐るべし!老人の軽トラ!島の細い道を軽トラが走る。恐るべき老人の車幅感覚!この写真でタイヤは擁壁端まで8cm、写真にはキレイに写らなかったけど4cm位まで近づいていた跡もあった。転落事故はないのかしらん?
まだ菜の花が咲いていました。間もなくラベンダーも咲くようだ。
桂島の松崎神社
桂島の石浜神社
野々島の熊野神社。こちらは新築
道を歩いていたら向こうからネコがやってきた。こういったシーンは、幕張海浜公園だとネコは20m位前で脇の茂みに入るのだが、野々島のネコは10m
位前で急に横になりニャ〜ニャ〜鳴き始めた。何かを訴えているのかも知れないが、目を合わせないようにしてこちらから道を譲って通り過ぎた。通り過ぎるまでニャ〜ニャ〜鳴き、通り過ぎたら鳴くのをやめてじっとこちらを見ている。おかしなヤツに絡まれなくて良かった!
山の中ではオバサン2人が立ち止まっていた。蛇がいて進めないと言う。2m位のアオダイショウ。蛇やトカゲはすぐに逃げられてしまい、なかなか写真に残せないのだが、この蛇はゆっくり動いてくれて写真に残すことが出来ました。この後、ゆっくり茂みに消えていった。
帰りの連絡船にて。海上保安庁宮城海上保安部の巡視艇しらさきが帰港するところ。GW
だというのにお仕事ご苦労様。海難の情報があって出たのだが、誤情報だったとのことで帰ってきたところらしい。今はこの巡視艇にも若い女性乗組員がいる。