保津峡
京都盆地は東西に隆起する山塊があって、盆地と山塊の間には活断層があります。活断層型の地震は発生間隔が数千年と長いため、千数百年の歴史の間には京都では大きな地震は発生していませんが、神戸と同じくいつかは直下で大きな地震が発生するのは避けられない。
西日本は、かつては緩やかな起伏の平原だった。が、数百万年前に地殻変動が始まりました。山塊の隆起よりも河川が下刻する速度の方が勝っているために峡谷を創りました。京都盆地には東西に活断層が存在する(活断層が存在するから盆地が形成された)ため、東の瀬田川、西の保津川ともに峡谷をなしています。
保津峡では京都盆地の基盤である中生代(恐竜のいた時代)の付加帯(海溝前縁にかき寄せられた大洋底の堆積物)が露出しています。
電化されていない単線の旧山陰本線がトロッコ電車の専用線になっています。
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トンネルはレンガづくり。以前に見た旧福知山線のものと同じ感じ。チャート(遠洋のプランクトン:放散虫の遺骸からなる岩石)は堅いので、そこでは峡谷の幅は狭くなります。保津峡下りの舟が見える。トロッコ電車は片道600円だけど舟は2300円。ちなみに普通のJRは190円です。
観光路線(JRの子会社)なので、職員は目一杯観光気分をもり立てようとする。クリスマスを控え、皆さんサンタの格好で働いていました。途中の駅ではタヌキの置物もクリスマスバージョンに。線路の周囲に桜を大量に植えるなど、皆さん良く頑張ってるんですが、駅の改札担当はサンタの格好しながら横柄だったけど。