諏訪山公園の金星台とビーナスブリッジに行きました

 2004年6月9日は130年ぶりに金星の日面通過(内惑星である金星が、太陽と地球の間を通過する)が見られる。実は我が職場と130年前のイベントとは大いなる関係がある。明治7年と体制も十分に整備されていなかったが、4カ国から観測隊が日本に来るのを受けて日本でも観測が行われた。フランス隊主力は長崎を観測の地に選んだが、天候を考慮して2名を神戸に分遣して、神戸でも観測させた。結果は長崎は曇天でデータがとれず、神戸の分遣隊は成功したんですがね。
 この金星観測を記念して、異人館街に近い諏訪山に金星台という広場が造られ碑が建てられている。また、金星台の背後には金星台にちなんでビーナスブリッジなる歩道橋がある。ここからの夜景もなかなか良いらしい。が、何よりもビーナスという名前からか、夜のデートコースとして有名なんだそうです。何でも、ここに鍵をつけておくと結ばれるんだそうで...。夜景の名所とは言え、男一人で夜に出没すると誤解されるかもしれないので、昼間に行った。


金星台の記念碑。金星台もこの池も金星を模して三日月形

円柱の記念碑ってちょっとおかしいでしょ?実は1854年安政南海地震の際に倒壊した生田神社の鳥居の一部の廃物利用なんだって。安易な記念碑だ。


鍵を結びつけると二人は結ばれるとの言い伝え?があるらしい。


橋からの眺めはなかなか。夜ならばもっと素晴らしいんでしょう。でも、この鍵がたくさんついた欄干は汚らしい。ところで中央の黄色いのは何だ?


こりゃ駐車違反標じゃないの?(私は幸い実物にふれたこと無いけど)駐車違反してタグを付けられたのに、ピッキングでこじ開けて、ご丁寧にサインして橋の欄干にくくりつけたんじゃないか.....。恐るべし関西人。ちょっと根性が私とは違うらしい。

 ちなみに、ここへは自転車で出かけた。ガードレールに立てかけてワイヤーロックして、いろいろ写真を撮影したのだが、帰ろうと思ってワイヤーロックはずしたら崖下に鍵を落としてしまった。二人で行って結びつけるのじゃなく、一人で行って鍵を開いたまま置いてくることになったけど、私の運命やいかに?


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