セントラルパークの氷河痕

氷河時代、今から2万年前は北米大陸はローレンタイド氷床と呼ばれる厚い氷に覆われていた。今の南極とかグリーンランドと同じ。その痕がセントラルパークで見られるというので楽しみにしてました。

セントラルパーク動物園の事務棟。すごく絵になりますね。

公園内にはこのような大きな片麻岩岩盤があちこちにある。左上から右下に伸びる筋は片理面、右上から左下に続く筋が氷河の擦痕。氷がガリガリと削った痕。

左右に続く溝が擦痕

擦痕の走向は磁針方位でN25W。偏角西に約13度だから、擦痕の走向はN38W。


現在のハドソン川の流れが北北東−南南西なのに対して、擦痕は北西−南東。北米大陸から大西洋に向かう方向。

有名な迷子石。氷河の上に乗って石が運ばれ、後氷期になって氷が溶け、取り残されたもの。あまりに不安定そうだから、鉄杭で保護されているけど。

こちらも迷子石


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